12/16のmachiminラストデーでは、「はしもとのおしごと展」と題し、これまでのお仕事についての展示をいたしました。あの制作がこの制作につながる、あの活動がこの制作につながる…といったこれまでのアレコレを、一部ではありますがmachiminで展示をしました。
が、当日の私は皆さんとの楽しいお話に明け暮れ、展示をご案内することも写真を撮ることもすっぽり忘れてまして、そしたら水戸から来てくださった 板谷 隼さんがカメラにおさめてくださっていました!ありがとうございます😭
展示の雰囲気を、板谷さんのお写真でお楽しみいただければ幸いです〜
また、展示の最後に「これからのこと」と題して、流山を離れてからのことについて少し書きましたので、そちらも発信いたします。どうなるかはわからないことも多いですが、それも含めて、すっころびながら波を楽しんでいきたい所存です。
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これからのこと
2023年4月からは、夫と私の実家である福島県(田村市)で暮らします。家族や子どもたちのこと、いろいろ考え合わせUターンを決めましたが、いま現在の漫画家・イラストレーター というお仕事は、変わらず続けていきます。
これからは、まだ存在しない・実現していないものについて、「これが実現したら、こんな社会・まち・場が生まれる!」という、少し先の良い未来をイメージできるようなアウトプットをつくるお仕事がしたいです。
これまでも描かせていただきましたが、目指すゴールでありながら、道半ばで迷った時に「そうだ、これがやりたかったんだった」という指針にもなる、未来への希望を携えたお仕事だなと感じています。コミュニティや市という規模にとどまらず、県や国という規模でもやってみたいです。
こうしたアウトプットを作るために大事になるのは私自身の人間力であり、それは足元の生活自体が育んでくれると思います。これは住む場所が変わっても変わらないでしょう。
独立当初から考えると流山でお仕事をさせていただく機会は格段に増え、しかしスタートは、お仕事をするために流山を知ろうと思ったわけではありません。このまちで子どもや家族が育つのなら、このまちのことはきっととても大切だと思い、育休というタイミングを活用し、「赤ちゃんがいて、家で一応三食作ってはいて、ちょっと絵も描ける、そんな私でもできる」と思う地域活動に入ってみたところが、スタートでした。仕事のために地域に関わる、ではない…というバランス感覚が、どこに住んでも、私と私の家族にとって、とてもとても大事なものになってくるのではないかと思います。
私は、絵を描くことそのものが好きですが、このお仕事を始めてから、描くまでの過程で行っている調査や整理、コミュニケーションも好きなことが分かりました。知ることは楽しいし、学んだことはお仕事だけにとどまらず自分の視点を広くするし、出会った方皆さんとお話が弾みます。見える景色が変わり、想う人が増え、そこに住む理由に深みが増すのは、故郷が増えるような気持ちです。
オンラインが追い風となり、住む場所が離れても、流山でのお仕事を続ける見込みが立っています。県を跨いでも、現地に行く・お顔を見てお話をすることは、できる限り続けていきたいと思います。
私らしい制作をこれからも続けていきます。どうか応援いただけましたら嬉しいです。
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